加藤コーキです。
もしアナタに会社から早期退職募集のお知らせが届いて、「早期退職をしたい!」と少しでも思っってしまったら...
その想いはアナタの中で勝手に妄想となってどんどん膨らんでいくことでしょう。
そして「今回早期退職したら人生がどうなってしまうのか」と、ものすごく深く考えることでしょう。
47歳の私もそうでしたから良~くワカリマス...。
- 早期退職をしようかどうか迷っている人
- 早期退職するかどうかを誰かに相談したいと思っている人
- 早期退職なんていうと身内に絶対反対されるに決まっていると思っている人
早期退職後の生活が見えない不安や恐怖との戦い
早期退職に応募しようとするときって、とにかく「メッチャ不安」になります。
そして不安な気持ちは早期退職に応募を決意する前だけではなく、「早期退職に応募した後」もずぅーと続きます。
不思議なんですが、長年当たり前のように続けていたサラリーマンを辞めるのって「恐怖」以外のナニモノでもありません。
早期退職に応募する前も、早期退職してからも「不安」と「恐怖」を感じることに変わりはありません。
でもですね、私は47歳で早期退職の応募しましたが、結局のところ案外大丈夫でした。
早期退職金というまとまったお金も手元にありましたし、失業保険もほぼほぼ満額受給できましたし、「突然路頭に迷う」なんてこともなかったです。
むしろ普通に生活できたというか、「自分のやりたいコトをベースに生活ができる」ようになって、安らぎすら感じていました。
ちなみに私の場合は、自分の目指していた仕事で生活していけるメドがついた頃になって完全に不安は解消されました。
ですから早期退職後の不安は、『アナタが安心だと思えたときまで続く』と思ったほうが良いでしょう。
- キチンとした仕事を見つけられるのかという不安
- 現状と同じくらいの生活費を稼ぎつづけられるのかという不安
- 早期退職しても健康でいつづけられるのかという不安
考えれば考えるほど、不安はどんどん広がりますし、要素は多肢にわたってしまいます。
こうなると、もう駄目です。
自分自身で早期退職しない、もっともな理由を探そうとしている
状態に入ってしまうからです。
例えばこのゾーンに入ると、家族や両親や知人に相談しても駄目です。
それらの人たちが100%と言っていいほど「反対」してきます。
いわゆるドリームキラーと呼ばれる現象が起こり、不思議なほどアナタの夢や行動を邪魔しようとするのです。
このとき反対をしてくる人は、アナタのことが大好きで大切に思っている人ばかり。
なのに、アナタが早期退職をして夢をつかむ道を選ぼうとすると、嫉妬心からついつい反対してしまうのです。
人は誰もが今自分がいる場所が一番だと思っていて、その一番を乱す人を嫌い、邪魔しようとするモノを無意識のうちに排除しようとします。
アナタの早期退職をしたいという想いを阻止しようとするのも、そうした理由からです。
このとき大切なのは、
- 周囲の意見には耳を傾けても、最終的には自分の正直な心に尋ねる
人生の大きな決断をするときは、絶対に自分の意志で決めなければダメです。
そうしないと、あとで一生後悔するのが明らかだからです。
会社に残り続けるメリットデメリットを想像する
アナタがその会社で働くことが何よりの生きがいだったら、別に早期退職なんてする必要はナイでしょう。
人は生きがいやり甲斐を求めて仕事を探しているのですから。
ですが
- 会社にアナタの夢を感じなくなってきていたら...
- 会社でアナタが実現できることの限界を感じてきたら...
- たとえ一時苦労することになったとしても夢を叶えたいと思ったら...
そのときは、会社に残り続けるメリットデメリットを想像してみましょう。
できれば紙に書きだしたり、スマホにメモしたりして形に残すと良いです。
私の場合は、既に会社に残りつづけることは自分を押し殺すことになっていました。
デメリットばかりが思いついたのです。
- 47歳でこの待遇ポジション、おそらく今後も大きな社内昇格や出世はナイ
- これから頑張って会社のために仕事しても、望むようなご褒美はナイ
- 仕事上で意見の衝突があったら、もうこんな会社辞めてやると確実に思う時が来る
- 私が100%リストラされないという自信も保証も全然ナイ
一方で会社に残り続けるメリットは...
お金のことだけでした。
大きな贅沢はできないものの、人並み以上の生活は安定して送れる。
つまり私の場合は、お金の心配さえ解消されれば、早期退職するのになんのためらいもない状態だったのです。
早期退職を決断した私が会社を辞めた真の理由
「生活費が稼げなくなるのは、絶対にダメ!」
「だけど今、早期退職すれば60歳まで働いて普通に貰えるハズの退職金の倍以上の割増金が支給される」
「会社都合による早期退職なので失業保険は満額330日受給できるから、とりあえず11ヶ月は普通に生活できる」
「まとまったお金とある程度の失業保険、そして今まで社会人として普通に働いてこれたという自負がある」
「これだけ良い条件が揃っているのに、オレは何が不安なんだ??」
と自分に問い続けました。
ですがその答えは結局、早期退職に募集するまでに見つけられませんでした。
結局私は、ただ単に怖かっただけなのでしょう。
「早期退職してもし失敗したらどうしよう...」
って恐怖に縛られていただけでした。
でも最終的に、この恐怖に打ち勝って早期退職したのは、次の想いがあったからです。
- ここで早期退職しなかったら、このあとの人生のどこかで『ほらみろ、あのとき早期退職しておけばヨカッタのに』って、思うときが確実にある!
そう思うだろうってコトだけは、100%自信がありました。
絶対どこかのタイミングで『ほらみろ、あのとき早期退職しておけばヨカッタのに』って考えるって。
だから私は、自分で勝手に作り出している想像上の恐怖を振り払って、早期退職に応募したんです。
- サラリーマンを辞めるのには「不安」と「恐怖」がつきまとう
- でもサラリーマンを辞めても自分は何も変わらなかった
- 早期退職するしないを、後になってから「後悔」だけはしないように決める