【早期退職と保険】健康保険の継続有無は早期退職する前にチェックしておこう

加藤コーキです。

早期退職をしよう、あるいはしたいと決心したら、その準備として

「あなたの健康保険のコト」

をチェックしておきましょう。

いわゆる日常生活の「節約」について考えようということです。

そこでここでは、早期退職する前にチェックしておきたい健康保険のことについて書いてみます。

この記事はこんな人にオススメ!

  • 早期退職をしたいと考えておられる方
  • 早期退職のための準備について調べている方
  • 早期退職する場合の社会保険の切替について知りたい方

社会保険と国民健康保険はどちらがお得か調べておく

サラリーマンならほぼ100%、会社の社会保険に加入していると思います。

社会保険の保険料は会社側と個人側で半分づつになっています。

つまり毎月社会保険料として給料天引きされているン万円というお金は、

・正規で支払う額の50%で、あとの50%は会社が負担してくれている

当然ですが早期退職すれば会社はもう補助なんてしてくれませんから、自分でバンバンしなければなりません。

とはいえ退職直前に病気になったり、ケガをしたりって可能性の無きにあらずですから、健康保険が使えなくなるのってさすがに不安です。

なので何らかの医療保険には家族ともども入っておかないとダメです。

早期退職後の健康保険の選択肢は2つ

早期退職後の健康保険には2つの選択肢があります。

  1. 新たに個人で国民健康保険に加入する
  2. 今までの会社の健康保険の任意継続被保険者になる

定年退職で会社を辞める場合などは、社会保険つきの会社に再就職をしないかぎり国民健康保険に個人で加入することになります。

この方法が一番オーソドックスですし、自然な形かもしれません。

実際私も、早期退職後は直ちに国民健康保険に切り替えました。

最寄りの区役所に行って手続きが必要になりますが、空白ができてその間に病気にでもなったりしたら大変ですからね。

でもここで注意しておきたいことがあります。それは

・事前に社会保険の任意継続と国民健康保険加入でどちらが高くなるかを調べておくこと

国民健康保険の保険料は、世帯の所得金額や資産、人数、住んでいる市区町村の財政状況によって若干変わってきますが、最高限度額は年間67万円と決まっています。

年間67万円ですから12ヶ月で割ると、月額55800円

個人で国民健康保険に切り替える場合は、最高額の場合でこれだけ毎月支払いしなければなりません。

私のような妻が働いていて子供もいない、いわゆる扶養家族ナシの場合はこの最高額になります。

毎月55800円ってけっこうパンチ効いてます。

でもですね、今までの会社の健康保険の任意継続被保険者になる場合もそれなりに支払いをすることになるのです。

会社の健康保険の任意継続被保険者

これは「サラリーマンだった頃の社会保険料を会社負担分も全額自分で払うので、社会保険を継続で使わせてください」という感じのシステム。

延長は2年まで可能です。

当然のごとく会社で負担してくれていた補助はなくなりますし、全てを自分で支払うのですから国民健康保険よりも月額負担が高くなることも考えられるのです。

私も当初は今までの会社の健康保険の任意継続被保険者になる任意継続にしようかなーと思っていました。

ですが

・会社都合による早期退職の場合、区市町村によっては国民健康保険の優遇制度がある

というのを聞いたので、思い切って国民健康保険に切り替えることを選びました。

このように個人個人で保険料がだいぶ変わってきますので、早期退職をするとなったら健康保険のことは早々にチェックしておくべきです。

まあ私の場合は、早期退職してからも1年毎に前の会社に社会保険の延長をお願いするのもイヤだった...
というのも理由でしたけど。

この記事のまとめ

  • 早期退職後の健康保険の選択肢は2つある
  • 会社の健康保険の任意継続被保険でトクをする場合と損をする場合がある
  • 会社都合による早期退職の場合、区市町村によっては国民健康保険の優遇制度がある

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