早期退職してから地元にIターンするまでを思い出してみた|セカドリ

加藤コーキです。

2016年のメジャーリーグワールドシリーズはシカゴ・カブスが108年ぶりに優勝しました。毎年この11月になってメジャーリーグのワールドシリーズを見ていると、当時の早期退職したときのことを思い出します。

早期退職月と有給休暇消化

私が早期退職をしたのは2012年10月末、当時は47歳でした。

希望退職の申請書兼誓約書をその年の8月に提出し、受理されたのが9月上旬。

ここで無事に早期退職が認められたので同年10月25日付けで会社を退職することになりました。

でも普通に何十年もサラリーマンを続けていると、有給休暇って自然と貯まってますよね。

私の場合は病気をしたときの保存有給も合わせると40日以上残っていました。
ですからその最後の有給休暇をすこしでも消化できるよう、仕事引継ぎを頑張って、なんとか10月上旬に有給休暇消化に突入することができました。

結局全ては消化できませんでしたが、連続して3週間ほどは休めたので上出来でしょう。

早期退職した最後の単身赴任地

当時の私は仙台で一人単身赴任中でしたので、自宅に戻る引越し準備をすすめつつ、夜な夜な一人で

  • 47歳からのこれからの人生をどう過ごすか

ばかり考えていました。

その答えを得るために、以前から気になっていた本田健さんの2泊3日のセミナーにも有給休暇中に参加したりして、けっこう人生を模索していた期間でしたね。

でも不安なんですよね、やっぱり早期退職するのって。

自信をもって、充分に熟考した上で出した結論が早期退職だったのですが、その後の人生がどうなるのかは全く未知数でしたから。

でもこの時期に自分の将来を真剣に見つめ直したのが、結果的に大変役立っていると思います。

早期退職後の借り上げ社宅

そして、自宅のある札幌に一人で帰ってきたのは、2012年11月1日。

早期退職日は10月25日でしたから、念のためその月は仙台に残ろうと最初から思っていました。

会社の借り上げ社宅も、その月までは無料で使えたのでね。

ちなみに私の会社、社宅の明け渡しは社内規定で

退職日から1ヶ月以内

となっていまして、その後に住み続ける場合はすべて自腹になるシステムでした。

もし今、あなたが社宅に住んでいて早期退職を選んだら、おそらく私と同じようなカタチで自腹になると思いますので、注意してくださいね。

早期退職して仙台から札幌まで

仙台から札幌まで単身赴任中の移動は全て飛行機(会社負担)でしたが、これが最後かと思うと...

なんだかノスタルジックになりましてね。

私の場合は退職後の引越し代や帰省費用もまたすべて自腹だったので、希望退職申請書を提出してから帰省のプランをいろいろ考えていたんです。

なんてたって時間がありますので、安くて、それでいて20数年の最後にふさわしいフィナーレの迎え方。

結局10月31日の最終日に選んだ方法は、

  1. 仙台で荷物を引越し業者さんに引き渡し
  2. 借り上げ社宅の鍵を不動産会社に引き渡し
  3. 仙台から太平洋フェリーで苫小牧に移動し、北海道上陸後は札幌までJR

というフェリーで1泊するという、時間のかかる船旅移動による札幌帰省を選んだのです。

太平洋フェリーいしかり撮影写真

カラダ一つ、ボストンバック一つとなった私は、夜19時に仙台港を大型フェリーで出向し、翌昼に苫小牧港に到着する優雅な船旅。

実はフェリーってネットで事前予約するとメッチャ安いんです、しかも車とかを持っていくのではナイので。

私は、船内側客室ツインベッドルームをシングルユースで予約したのですが、@6000円でした。安っ

太平洋フェリーいしかり船内ツインベット客室

優雅な船で最後の単身赴任地である夜の仙台、港から札幌を目指して出港する...なんとなくイイ感じだ俺...って勝手に思っていました。

それが2012年10月31日。

2012年11月1日太平洋フェリーいしかり苫小牧港入稿前写真

翌11月1日苫小牧着後はタクシーで有名な港の食堂「マルトマ食堂」に向かいホッキカレーを食べて、それからJRで札幌の自宅に帰ってきました。

苫小牧マルトマ食堂

そんな札幌の自宅に帰ってくる前の早期退職後に仙台の社宅で毎日見ていたのが、メジャーリーグのワールドシリーズ。

サンフランシスコ・ジャイアンツ(ナショナルリーグ)がデトロイト・タイガース(アメリカンリーグ)を4勝0敗で下したシリーズです。

メジャーリーグのワールドシリーズは平日午前中にテレビ中継されるので、早期退職をした私には存分に楽しめる特権だったんです。

そんなメジャーリーグワールドシリーズを観戦するのも、今年で5回目となりました。

今の私は当時思い描いていた自宅で仕事をする自営業の道を選んだので、そんなフリーな生活がいまも出来ているんですね。

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