加藤コーキです。
ここではコーキが一番重要だと思っている
「早期退職金の運用方法」
について熱く語っています。
早期退職をすると早期退職金がもらえます。
コレは正直いって
「大金が一度にあなたの手元に入るコト」
を意味します。
とはいえ、退職金はその多くが『老後のための生活資金』になっていることは否めません。
ですが、早期退職をすると、まとまったお金を通常退職前に一括でもらえるのです。
40代後半もしくは50代前半で早期退職をして、夢にまで見た大金を手にしてしまったら...
アナタはどうしますか?
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早期退職割増金は人生資金の先取り一時金
早期退職で得られる割増金は、言ってみれば
- 60歳定年で得られる退職金を明日の仕事と引き換えに先取りする行為
にほかなりません。
ですから、早期退職をすることで大金を一時的にゲットすることはできますが、それは定年まで勤め上げる人生でもらえるご褒美的お金の先取りにずぎないということ。
そう考えると、早期退職金を安易にパァ~っと使っちゃうことなんて普通はできませんよね?
というか、私には到底できませんでした。
だって、私が47歳で早期退職をしたときは、マンション購入時の住宅金融公庫ローンがガッツリ残っていましたから、そんなパァ~っと使っちゃうなんてことは絶対できなかったのです。
そんな私ですが、実際に早期退職金という、まとまったお金を手に入れたとき、あることを考えました。
早期退職金の運用方法|マンションのローンを繰り上げ返済すべきか?
さて、早期退職したことによって手元に大金が入ってきたら、アナタならどうするでしょう?
私が最初に考えたのは、
- マンションのローン繰り上げ一括返済をする
このようなお金の使い方って、多いかもしれませんよね。
「住宅ローンは借金だし、このままだとなんとなくイヤで安心できないから、一括で繰り上げ返済しちゃおう」
という。
現に私の奥様の従兄弟も、市役所を定年退職してゲットした退職金で、住宅ローンを一括繰り上げ返済していました。
ですがコレ、実は大失敗だってわかりますか?
退職金で住宅ローンを一括繰り上げ返済するのは大失敗という理由
簡単に言うと
- 借金って一括で返済すると気持ちは晴れやかになるけど、新たなお金を生み出さない
繰り上げ返済ですから、住宅ローンという借金はキレイさっぱりなくなります。
でもですね、住宅ローンの繰り上げ返済って、手元からまとまったお金がなくなるということでもあるのです。
ですから私は、この早期退職金の運用方法で住宅ローンの一括返済はしないと決めました。
その理由は
- 現在は異常なまでの低金利だから、借金をしていたほうが得する
そう考えたからです。
住宅やマンションには不動産価値がある
例えば、私の購入したマンションには、不動産としての価値があります。
なので、本来の不動産を持つことで抱える借金とは
・不動産時価評定価格 - マンション住宅金融公庫ローン残債
マンション時価評定価格が推定2,000万円として、住宅ローン残債が2,500万円だったら、実質借金は500万円という意味です。
この場合、住宅ローン残債は毎年低金利で返済しつづけますから、毎年どんどん減っていきます。
一方のマンション時価評定価格は、ある程度の金額になると、それほど下がらなくなります。
なので、60歳までの支払いを考えたら...
逆転現象が起こり、実質の借金がゼロ以下になります。
だったら、そんなに急いでマンション住宅金融公庫ローン残債を、退職割増金で一括繰り上げ返済しなくてもイイだろうと。
「借金をゼロにする必要性は全くナイ!」
「住宅金融公庫ローンがあるうちは生命保険もセットになっているので、万が一のときはローン残高が相殺されるし」
というふうに私は考えました。
まとまったお金にだけできるコトがある
それよりも
『まとまったお金でできるコトがある』
と私は考えたんです。
私はこの考え方をしてから、早期退職することが怖くなくなりました。
- まとまったお金は、運用することでお金で新たなお金を生み出すことができます
最近は大手企業を中心に401Kという退職金運用方法も広がってきましたが、一般的な退職金は60歳まで先取りすることも運用することもできません。
つまり、一般の退職金は
「60歳になって初めてどうこうできるお金」
だということ。
ですが、早期退職を選択した場合の早期退職割増金は、早期退職をした瞬間から資産運用をしていくことができます。
私の場合だと、47歳からお金の運用ができるということ。
そして、私が通常退職と同じ年齢となる60歳までは、13年あります。
この13年間を利用して、早期退職割増金から不動産購入をして運用するのもアリ。
あるいは早期退職割増金を金融商品で運用するのもアリ。
つまり
- 退職金を先取りした13年間分、積極的に資産運用が可能
と考えることもできるワケです。
例えば、手元にあるまとまったお金1000万円を、毎年10%の運用益を目指して金融商品で複利運用したとしたら、
- 1年後 1,100万円(元金1000万円 プラス 10%運用益100万円)
- 2年後 1,210万円(元金1100万円 プラス 10%運用益は110万円)
- 3年後 1,331万円(元金1210万円 プラス 10%運用益は121万円)
- 4年後 1,464万円 ・・・
- 5年後 1,610万円 ・・
- 6年後 1,771万円 ・
- 7年後 1,948万円
- 8年後 2,142万円
- 9年後 2,357万円
- 10年後 2,592万円
- 11年後 2,852万円
- 12年後 3,137万円
- 13年後 3,451万円
と、13年後には1,000万円が3,451万円になるんですね、複利運用で単純計算すると。
この『複利運用』するのがポイントです。
複利で運用をし続ければ、13年間で退職金を実に2,451万円も増やせることになります。
これがまとまったお金の強さであり、
- お金を働かせてお金を生み出させる
ということ。
前出の私の奥様の従兄弟は、退職金で住宅ローンを一括返済してしまいました。
確かに気持ちは軽くなったそうです、63歳で土地付き持ち家あり&無借金になったのですから。
ですが、そのぶん手元の現金資産は大幅に減り、まとまったお金がなくなったので、新たなお金を生み出すことができなくなってしまいました。
そうなると今後は、年金だけを頼りに暮らしていくしかありません。
「まとまったお金でお金を生み出す運用をしていれば、住宅ローンの返済も新たに生み出したお金で可能だったのに…」
ということなんです。
お金持ちは昔からお金を運用して増やしている
私の言うことはあくまで机上の理論ですし、計算上の理論でしかナイと思われるかもしれませんが、
- 60歳まで健康で無難にサラリーマンを続けられる確率
- 早期退職割増金を運用して得られる複利利益の確率
を比較したら、どちらが確実でオトクでしょうか?
私はこのような考えで後者を選択し、そして早期退職し早期退職一時金を積極運用することにしました。
その結果は...
私が60歳になったときに判定されることになりますが、今のところ考えどおりに進んでいます。
だって、日本の証券会社でも
- お客様の資産運用の目安目標は運用益10%
って言いますから、決して不可能な数字ではないのです。
むしろ、ゼロ金利に近い銀行にお金を預けるほどムダなことはないということです、今の時代は。
資産運用に対して全く経験がないという人は、以下のような投資スクールの無料学習会に参加してみたりして、資産運用の基礎知識を知ることから始めてもイイと思います。