【私が47歳で早期退職した理由】応募したトキの心境が決め手だった

加藤コーキです。

私に早期退職のお知らせがあったのは、2012年初夏でした。

当時私は47歳で、まさに人生を決める決断を急にセカされたように決めなければなりませんでした。

早期退職の告知はある日突然やってくる

早期退職の告知は本当にある日突然やってきました。

私の場合は特にそう。

というのも、最初は私が勤めていた会社の親会社のみが対象だと聞いていたからです。

ちなみに、私の働いていた会社は某住宅設備機器メーカーの子会社で、親会社が製造した商品を現場に設置・管理する工事会社。

そして、親会社が別の企業に吸収合併されたのが事の始まりでした。

合併は更に別の会社にも及び持株会社とその傘下にメイン5社が、そしてその下に従来の子会社がぶら下がるカタチになり、長年慣れ親しんだ社名さえも変更となりました。

一部上場の企業、しかも建設資材系メーカー同士の吸収合併ですから...当然のごとく販売先はバッティングします。

となると、営業マンが重複したり業務が重なったりするので...必然的に人員整理 ⇒ 希望退職募集というストーリーだったのですが、私のいた会社は工事管理会社ですから逆に忙しく人手不足状態になっていたんです。

親会社が増えたのでそれだけ受注工事も増えていたので。

なので、早期退職募集が開始されるというウワサがグループ内で広がっても、今回子会社は対象外と言われていたのですが...TOPの鶴の一声で、グループ全体で実施することに急きょ変更。

ということで、対象者への告知が本当に急で、社内も一時プチパニック状態になり、会社役員が対象者に説明会を開く騒動にまでなりました。

それが2012年の初夏、45歳以上60歳未満、勤続年数10年以上が対象者としてリストアップされていたのです。

もし突然、早期退職対象者としてピックアップされたら、アナタはどう対処しますか?

早期退職には熟考期間と応募-〆切りがある

一般的に早期退職募集は熟考期間と応募期間が期日厳守で定められています。

最初に対象者に通知があって、私の場合は早期退職割増金の試算例や今回の応募に伴う特別処遇の内容などが紙で個人宛に渡されました。

要はこの条件でじっくり考えて、早期退職したい人は期日厳守で応募しちゃってください!というオファー提示です。

ちなみに、私の場合は、最初に告知されたのが7月上旬、そして説明会と役員面接が7月下旬、応募期間はお盆明けの8月第3週の月曜日から8月最終金曜日営業時間内というものでした。

人生最大のサラリーマンとしての決断を、告知からほぼ1ヶ月弱でしなければならないんですから、これはかなり厳しいものがありました。

1ヶ月で人生の進路を決めた理由

結局私は、早期退職に応募し、21年強勤務した会社を退職しました。

このときの1ヶ月、本当に悩んで考え続けましたねー...自分の人生について...。

ハンパじゃなかった、この期間は。

そして最終的に決断しました。

その理由は次の2つでした。

  1. 当時の私には社内でもう昇格できるイメージがなかった
  2. ここで早期退職に応募せずに勤め続けていたら、いつか必ず後悔するトキがあると思った

1つは当時の私の正直は気持ち。

単身赴任で東京を中心に転々と移動させられたり、強引に出向されられたりで仕事に全くやり甲斐を感じていなかった頃で、今は良くても業績が悪化したらリストラされる人員なんじゃないか?と感じていたから。

そして、奥様のことや今の生活のことを考えたら、早期退職に募集しなくても充分にやっていけるし、給料もそこそこ(当時で600万超)で妻も働いていましたから、お金の心配や不自由もない。

ではどうして早期退職に応募したのか...それはやはり2つめの理由。

辞めなかったらいつかどこかのタイミングで

  • 『あの時どうして会社辞める決断がオレにはできなかったんだろう?』って、ものすごく後悔する姿が自分で想像できてしまった

これが一番の理由でした。

私はその思いがどうしても強くって、それで決心しました。

もちろん決心してからも奥様の説得やら会社からの働きかけなんかで大変だったのですが。

アナタが私と同じ立場になったら...

アナタはどんな選択をするでしょうか?

早期退職をして後悔しないのか?を真面目に振り返ってみると|セカドリ

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