【北海道ブラックアウト体験記②】必要な災害グッズと地震から学んだ備蓄学

2018年9月6日未明に発生した北海道胆振東部地震。

この地震で北海道全域が停電するというブラックアウトを体験した私は、「普段から電気にめっちゃ依存した生活・仕事をしていた」ということを痛感させられました。

今の生活から「電気」がなくなると、生活や仕事がこんなに不便になるものかと

いやぁ~...ホント全然違います、停電ブラックアウト生活って。

まぁ~とにかく超不便というか、生活・仕事は全く成立しませんでした。

そこでここでは、私の体験した「北海道胆振東部地震」から学んで揃えた、停電のブラックアウト災害に最低限必要な防災グッズについて体験談を交えてまとめています。

今後30年以内に80%の確率で発生すると言われている「南海トラフ地震」などの防災対策に、少しでもお役立ちできれば幸いです。

停電災害グッズ1.停電時自動点灯 防災LEDライト

北海道胆振東部地震が発生時間は、深夜というか早朝AM3時8分ですから、あたりは真っ暗。

寝室で寝ていたときに突然建物が大きく揺れだし、その時点から即停電となりましたので、周りに明るいものが一切ナイ状態でした。

ですからまずはスマホを充電している部屋まで手探りで行って、スマホ画面の明かりを頼りに、ようやく懐中電灯などを置いてある納戸に行くことができました。

このときに必要だと感じたのが、

  • 「停電時に自動点灯する防災LEDライト」が寝室にあること

寝室の枕元に懐中電灯を配置しておくだけでも良いのですが、生活シーンで邪魔にならない便利なモノを検索比較しながら探してみますと、「コンセント充電式常備灯」で良さげのがあったので、さっそく購入。

▲普段は壁のコンセントにさしておけば、地震や停電時には自動的に10分間点灯してくれるスグレモノです

▲なおかつコンセントから外せば懐中電灯として6時間携帯できるのが良いと思い購入しました

この「コンセント充電式常備灯」が寝室にあれば、地震でも部屋が真っ暗にはならないので、とりあえずは便利であろうと思いスグに購入。

また前編でも書いたとおり、災害対策としてスマホに「懐中電灯アプリ」と「ラジオアプリ」を入れておくことは必須です。

停電災害グッズ2.乾電池とカセットガスコンロとカートリッジガス

これらはもう言うまでもありません。

前編の記事にも書いてあるとおり、停電被災当日に最初に購入したかった

  • 乾電池(単1、単2、単3、単4)
  • 湯沸かしや料理煮炊き用のカセットガスコンロ
  • カートリッジのガスボンベ

などを追加購入し、最低限の防災グッズとして充当しておきました。

【最薄わずか74mm】イワタニ カセットコンロ カセットフー 達人スリム2 最大発熱量:3.3kW(2,800kcal/h) プレコートフッ素鋼板 CB-TAS-1 シャイニーレッド ガスコンロ 卓上コンロ バーベキュウ BBQ アウトドア Iwatani CBTAS1 CB-TAS1 CB-TAS 日本製

実際に、停電被災初日の夜は、停電で機能しなくなった冷蔵庫・冷凍庫に入れてあるお肉などの食材を、「悪くなる前にとっとと食べちゃいましょ!」ということで、夫婦で「すき焼き鍋」をしたのですが、このときにカセットガスコンロは重宝しました。

なので、2台目のカセットガスコンロを購入。

また、カセットガスコンロがあればお湯を沸かせるので、停電中でもカップラーメンなどを食べられるのも便利でしたし。

ですが、そんな停電夜の『すき焼き鍋』では、ちょっとだけ不便な思いもしたんです。

停電災害グッズ3.鍋の中をスポット的に照らすLEDライト

▲我が家に最初にあった防災グッズのLEDランタン

単2電池4本で働くLEDライトを、防災用に準備していました。

まあコレはコレで役に立ったのですが、やっぱりこの1つだけだと物足りなかったんです。

特にカセットガスコンロの上に「すき焼き鍋」を乗せて食事をするときに鍋の中が暗くて良く見えないという状況が発生しました。

お肉や他の食材が煮えてるかどうか、LEDランタンだと光度が不足していてパッと見でワカラナイという。

そこで今回最低限の防災グッズとして追加購入したのが、「自立しながら高い所からスタンドライトのように使えるLEDランタン」です。

▲LEDライトで手持ちもできるし、置いてスタンドライトのようにも使えます

▲この次の停電中のすき焼き時に、こんな感じで使おうと思って購入しました

▲単3電池なのに結構な光度があるのでイケるかと

この「エナジャイザーLED ランタン折りたたみ式」も、我が家に最低限の防災グッズとして新たに加入です。

【悲報】15年前にキャンプ道具で購入したコールマンランタンが使えなかった

今回の北海道胆振東部地震で発生した停電被災で一番残念だったのは、

  • 15年前にキャンプ道具で購入していたコールマンのホワイトガソリン2マントルランタンが使えなかった

停電の夜に満を持して登場したコールマンランタンでしたが、ホワイトガソリンを注入してポンピングをしても、ガスがうまく圧縮できない状態になっていて、全く使えませんでした。

まあここ10年くらいキャンプに行かず、このコールマンランタンも全然使っていなかったんですよね。

ですから、ランタンのコンディションを全く把握できていませんでした。

全くもって残念!

ということで、地震発生後にコールマンランタンを近くのホーマックに持っていき、修理依頼。

ですが、私と同様に今回の北海道胆振東部地震でランタンを使えなかった人が多かったらしく、修理依頼が激増しているとのこと。

係の方曰く

「コールマンのランタン修理は依頼依頼殺到中で最低でも2ヶ月くらいかかりそうな勢い」

らしいので、万が一に備えて最低年に1回くらいは燃焼チェックをしておくべきだと反省しました。

ちなみにランタンの修理費用は、

  • ポンピング部分のパーツ交換、燃料パイプの詰まり掃除、計6000円

修理を依頼して2ヶ月近く経ってから、ようやく私の手元に帰ってきましたから、これを機に新品を購入しておくのもアリかと思いました。

停電災害グッズ4.自家発電できるランタンラジオ

このラジオは北海道胆振東部地震の停電した日に、近所のホーマックで長蛇の列に並び、やっとの思いで購入した電池式ラジオ2980円。

普段ならこんな色のこんなカタチのラジオなんて絶対購入しませんが、イザ必要なときにナイと、どんなデザインだろうと多少高くでも買ってしまうものです。

いわゆる「エスキモーに氷を売る技術」を体感しました。

そこで、今回は更に「乾電池がなくなっても自家発電できるランタンラジオ」も最低限の防災グッズとして購入しておくことにしました。

ソーラーパネル充電機も購入しようか迷ったんですが、こんなのもあればとりあえずは便利に使えそうですし、手回し充電でスマホにもチャージできるというので買ってみた次第です。

停電災害グッズ5.電源のいらない灯油ストーブと灯油と収納箱

あとは北海道冬対策として、AC電源不要の電池だけで動く灯油ストーブ。

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我が家では、このような灯油ストーブを購入したんですが、いざ到着して梱包をバラすると困ったことに。

  • けっこうストーブが大きく、なおかつ既に灯油くさい

メーカーで商品発送前に燃焼テストでもしているのか、ストーブを梱包ダンボールから出した時点で、既に灯油臭かったんです。

購入当初は、とりあえず押入れにしまっておこうと思ったんですが、部屋内が灯油臭いのはさすがにヤバいと。

しかも意外と大きかったということもあり、別の収納方法としてベランダに『収納物置』を置くことにしました。

▲こんな感じでアイリスオーヤマから届きまして

▲ベランダに持ち出して外で組み立て

▲けっこうシッカリした収納物置

▲灯油ストーブもジャストフィット

▲修理で戻ってきたコールマンも入れておけますし、
あとは灯油を買って備蓄すれば冬でも準備万端!

停電災害グッズ6.断水対策の水タンクと簡易トイレ

私の住むマンションは、幸いにも水道は使えたので、飲水やトイレなどに困ることはありませんでした。

ですが『もし断水になっていたら…』と考えると、とても憂鬱。

マンションの6階に住んでいるので、エレベーターが使えない時の生活水の確保は大変なんですよね。

ですからまずは、飲水用の折りたたみ式ビニールタンクを念の為購入。

そして、まさかのトイレ断水のときに対応できるように、簡易トイレで非常に評判の良いモノを購入しました。

汚物のニオイが漏れないらしく、口コミ評価が一番高かったので念の為購入し、トイレの棚の奥に入れておきました。

北海道ブラックアウト体験記まとめ

今回の胆振東部地震の停電による北海道ブラックアウト災害で学んだことは、

  • いかに電気に依存した生活を過ごしていたか

という反省と、深夜でも対応できる停電ブラックアウト災害の防災グッズを最低限準備しておくことの重要性です。

とりあえず本格的な冬になる前に、ウチはなんとか最低限の停電災害防災グッズを準備できました。

そんな私の停電ブラックアウト体験談が、あなたの防災グッズ準備のお役に立てれば幸いです。

今後30年以内に80%の確率で発生するといわれている「南海トラフ地震」とかは絶対に起こらないでほしい。

ですが、「南海トラフ地震」は数百年ごとに起きてきたらしいので、確率論でいうと、ある程度は覚悟をしておいたほうが良いでしょう。

「備えあれば憂いなし」ということわざもありますから、心とモノの準備だけはしておいても良いかと思う今日このごろです。

 

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