加藤コーキです。
定年まで勤めあげても十分な退職金が出るとは限らなくなった今は、現役時代からいかに老後の生活費を捻出するのかというのが大きな課題となってきます。
ましてや、通常パターンよりも7年も早く55歳で早期退職するとなると、なおさらのこと老後生活のことを考えて行動しなければなりません。
老後の生活については、いざ55歳になって早期退職してから急に慌てて手立てしても遅いのです。
ですから、今のうちから投資運用などによって、給料以外の別の収入源を意識しておく必要があります。
特に55歳で早期退職するとなると、一時的に退職金という大金を手にすることになります。
そのような大金を老後生活を見据えてどう運用・投資していくべきかの考え方について、ここではまとめました。
55歳で早期退職するために積極運用で投資する
55歳で早期退職するための投資術には、
- 自分で積極的に運用するスタイル
- プロに任せてじっくり運用するスタイル
の2種類があります。
前者は勝てれば青天井で含み益が増えていく可能性があるものの、逆に負ければ原資をすべて失ってしまうリスクもはらんでいます。
投資におけるリスクとリターンは表裏一体であり、あなただけ都合良くリターンを得つづけるというわけにはいきません。
とはいえ、投資でリスクを取らなければ資産は早く増えませんから、守りの姿勢だけではダメなのです。
ですから、55歳で早期退職するための投資術としては、相応のリスクを覚悟した上で多少減っても大丈夫なくらいの資産を運用に回すべきです。
巷でよく言われるポートフォリオ(本来の意味は財産目録、あるいは資産一覧)では、
- 資産の3分の1程度を積極運用に投資する
のが良いとされていますが、
55歳で早期退職するための投資術は、少し積極運用に回しても良いのでは?
と私は思っています。
55歳で早期退職するためにプロの運用で投資する
いっぽう投資のプロに任せてじっくり運用するスタイルの後者は、資産運用のプロに運用を任せるので手間が少なく、ローリターンになってしまう反面、比較的リスクが小さいのが特徴です。
この方法なら、あなたがわざわざ今から勉強して資産運用の知識を身につける必要はなく、その道のプロにあなたの資産運用をお任せできます。
ただし、そのぶん手数料などは取られちゃうということ。
また、リスクは低い分、リターンも自ずと低いのが特徴。
ですから、こちらはあなたが資産運用に自信がないという場合に、オススメします。
どちらのスタイルを選ぶのかは、自分の性格や生活習慣など、多角的に検討した上で決めるのが良いでしょう。
55歳で早期退職するのなら今後は投資運用が必須になる
55歳という年齢は、すでに体力がなくなっていてそこから新しいことを始めるというのは意外と難しいものです。
だからこそ、少しでも若いうちから投資運用の経験を積み、自分に合った運用方法を見つけ、年間利回りベースで長期計画を立てていくほうが良いのです。
せっかく20年間以上の長い間、サラリーマンとして会社の利益に貢献してきても、業績悪化などの理由で早期退職せざるを得なくなってしまい、望まずとも第二の人生に突入してしまう可能性もあります。
しかし、自分で投資運用ができれば、55歳で早期退職をして仮に再就職が困難であっても、それなりの生活費を確保できます。
他人に左右されないあなた自身による稼ぎがあるということは、高齢になった方ほど切実に助かる収入になるのです。
現在では証券会社の口座開設も簡単になり、オンラインの個人情報の入力と契約書類の郵送だけで完了します。
たとえば、証券会社を通して株式を購入すれば、社長より上の立場の株主として、毎期の配当金を受け取りながら株主総会で意見することすら可能です。
新卒の就職活動と中途の転職活動と違って、自己資金の範囲であれば誰でも自由に上場企業の株式を売買できます。
日本の正規の金融機関は、原則的に金融庁が許認可を出しているので、安心して大切な資金を投入できます。
特に日本の株式市場の透明性と安全性は世界的にトップクラスで、早期退職によって得られた割増の退職金の一部を預けるに値するところです。
55歳で早期退職してからの投資運用は存分に楽しむこと
私がオススメする早期退職してからの投資術、それは
- あなたがいま頻繁に利用するサービスの会社
- あなたのお気に入りの会社
を株式の投資先として選ぶという方法です。
例えば私の場合ですと、昔20代の頃にユニクロに初めて服を買いに行った時、とても安くて最高なお店だと感動し、それからしばらく私服はユニクロオンリーでした。
もしあのとき(30年前)ユニクロの株を買っていたら...
ということなんです。
あなたが「コレいい!」ってファンになっている会社を応援するために、株主として投資する。
株式投資ってコウいうことだと思うんです。
当サイトで記事にしている倒産寸前だったSHARPだってそうですし、東芝もそう。
大企業って潰れませんし、その都度復活して株価は危機と言われているときよりも遥かに上がっています。
まあ、SHARPと東芝は結果論なんですけどね。笑
そのようなお気に入りというか、今大好きで頻繁に利用しているお店やサービスに将来投資をするという方法って、本物だと思うんです。
あなたが気に入ってヘビーユーザーになってるってことは、そのサービスには将来性があるってことでしょ?
例えば、私の場合は、家ワイン購入のために楽天市場を頻繁に使います(ダイアモンド会員です!)から、直近では楽天の株を購入してみました。
また、仕事として行っているサイトアフィリエイトで、めっちゃ業績を伸ばしている北海道の地場産業「北の達人コーポレーション」などの株を、商品をアフィリエイトで応援できるかと思い購入してみました。
いずれも将来的にどうなるのかはわかりませんが楽しいんですよね、自分が使っているサービスの投資するのって。
このように、少しづつでも株式投資などに触れていると、やっぱり興味が向いていくんですね。
そうすると、海外のヘッジファンドや機関投資家も投資していることなどもわかり、いかに魅力的でリスクよりリターンが見込める市場なのかといったことが分かるようになってきます。
今ですと個人による為替取引といった新しい金融商品も多々登場しており、55歳で早期退職してからの資産運用をする道は以前よりも多くなっているのが現状です。
自分のお金でお金を稼ぐという発想を受け入れることが、老後の生活費を心配せずに済む円満な早期退職への第一歩になります。
そのために、今からコツコツ資産運用の勉強しておくというのも大事です。
55歳で早期退職するなら当面の必要資金や貯蓄はいくら必要か?を調べてみた