【岸田首相が政治倫理審議会で弁明した内容】SNSの反応は?

2024年2月29日午後に国会で行われた政治倫理審議会で、岸田首相が弁明した内容趣旨は以下の通りです。

自民党の抜本的な出直し

岸田首相は、「まずは自浄作用が求められている自民党が抜本的な出直しをしていかなければならない」と述べました。

これは、自民党の派閥の裏金事件についての自民党の調査結果を説明するとともに、自民党の改革を訴えるためのものでした。

説明責任の果たし方

岸田首相は、「国民の政治に対する不信がますます高まってしまう強い危機感を感じ、前例にとらわれず、マスコミオープンで説明責任を果たしていきたい」と述べました。

これは、政倫審の公開についての手続きなどを経て、岸田首相が15分間をめどに弁明を行うためのものでした。

法律の改正についての考え

岸田首相周辺は、“政治不信を招いている状況に加え、法律の改正についての考えなどを述べる”との見通しを示していました。

以上が、岸田首相が政治倫理審議会で弁明した内容の詳細です。

今日の政治倫理審議会で政治資金問題への疑惑は晴れる?

ですが、本日の岸田首相による政治倫理審議会で弁明でも、政治資金問題に関する疑惑が晴れたとは思えません。

たとえば、裏金とされるお金について、税金を納めるのかどうかについては質疑もありませんでした。

また、岸田首相のマスコミフルオープンによる全面公開出席および弁明・質疑回答は、政治資金パーティー収入不記載事件の真相究明には結局何の役にも立たないと感じている人が多いと思います。

特に、SNSでの書き込みをみると、法人からの献金は禁止でパーティー(勉強会?)は会場費、人件費は政党助成金から支出でドリンク等は参加者が持ち寄るべきでは?という意見もあります。

SNSでのコメントまとめ

岸田総理が公開で出席するという姿勢を見せたのは良いとは思うが、ここまで公開の合意が長引いてしまったのが疑問だ。

そもそも今まで非公開は嫌だと駄々をこねていたのに、岸田総理が出てきたら安倍派議員が立場を変えて出席することになるって安倍派議員たちは恥ずかしくないのかな。

とにかく今日から完全公開で開催される以上はしっかり説明をしてもらいたいが、岸田派の岸田総理が安倍派のキックバックの裏側までは知らないだろうし、そこは安倍派議員がしっかり明らかにし、不信感を少しでも拭えるよう説明すべきだ。

yahoo!ニュースコメントより

「今の政治を未来に引き継げるか、申し訳ない」 5人衆の言動を見ていると、どうも昭和の頃のテレビ時代劇の水戸黄門などに登場する悪代官たちと重なってしまいます。
農民から多くの年貢を納めさせて、商人からは大判小判の重ための菓子箱を受け取り、商いや抜け荷の品に便宜を図り、中抜きやキックバックの裏金を受取り私腹を肥やす。
ところが、黄門さまが登場となると、知らぬ存ぜぬでとぼけようとするも万事休す。

二階氏、萩生田氏、下村氏らは説明責任すら果たそうとしません。
岸田氏がその黄門さまの役回りだとしたら、これらのならず者たちを次回の衆議院選挙の比例名簿に載せないことでしょう。

載せるとしたらニセ黄門さまだったということだと思います。
もう1つ昭和の頃のテレビ時代劇の必殺仕事人シリーズでも、高視聴率を稼げそうです。あのお約束の結末は、ある意味で合理的な解決方法であるようにも思えます。

yahoo!ニュースコメントより

政倫審で野田佳彦さんが総理大臣としての規範や裏金問題を問い詰めた。

岸田さんは「重く受け止める」など、これまでの国会答弁の通り、のらりくらり。

やっぱり政倫審でもこんなものかと思って見ていたが、野田さんは答弁の最後に「在任中にパーティーをやらない」と岸田さんに断言させた。

そこを確定させたのは良かった。

yahoo!ニュースコメントより

結局曖昧な表現だなと思いました。
私は野党を応援します。
やはり自民党を認められないので。
応援するといっても 選挙に行って野党に投票するだけですが。
国民の多くも同じ気持ちかと。
さすがにこんな政治は認められない。
これを機会に 国民一丸となって自民党を倒しましょう。
選挙には必ず行って この腑に落ちない気持ちをぶつけましょう。
全ては国民の選択次第。
がんばりましょう。

yahoo!ニュースコメントより

所感

岸田首相の次は、二階派事務総長でもあった武田元総務相の弁明と質疑がありましたが、二階幹事長を含め事務方以外は一切の裏金・キックバックについては全く知らなかったと、信じてほしいと述べ続けました。

深く反省しているようには見うけられますが、テレビ中継で国民が監視しているからでもあるからでしょう。

また、野党の質問も中途半端の感が否めません。

個人的に期待していた立憲民主党の野田元首相も、上記コメントにもあるように1つだけ岸田首相から言質をとったものの、その他はモンヤリとした内容だったように感じます。

その他の党もほぼ同じで、質疑で全然本質に踏み込めないという感じ。

日本の政治家の実力というのは、このようなモノなのでしょうか?

なので、本日の答弁で疑惑が解消されたとは一切感じられませんでした。

元大蔵省職員で現評論家の高橋洋一さんのように、鋭い質問を思いつかないのかと思ってしまいます。

明日は安倍派所属幹部議員の弁明と質疑が行われます。

なので、明日の政治倫理審議会も注目ではありますが、現在の政治のヒドイ状況は私達日本国民が選挙に行かないことも原因です。

日本の国民総数約1億2580万人のうち、前回の令和3年(2021年)10月に行われた第49回衆議院議員総選挙に投票したのは約5347万人、投票率は55.93%です。

4割の人は投票すらしていません。

そのうち自民党に投票したのは約1780万人で、日本国民全体に対する比率は約14.15%になります。

つまり、投票していない4割の人の半分でも選挙で自民党以外に投票すれば、政治は変わるのです。

国民の得票率が上がると、より多くの国民の意見が選挙結果に反映されるため、政治が国民の意志をより正確に反映する可能性が高まります。

また、得票率の上昇は民主主義の健全性を示す指標ともなり、政治への関心や参加意識が高まっていることを示すことにもなります。

政治と国民との間のコミュニケーションが活発になり、より包括的で平和的な社会を築くための一歩を、真剣に考えるべき時が来ていると思います。

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