加藤コーキです。
私が早期退職に応募したのは47歳の秋のこと。
ですが、そのときは早期退職をしようなんて一切思っていませんでしから、早期退職を実現するために必要な貯金額のコトなんて全く頭にありませんでした…
つまり、私はほぼほぼノープランで早期退職してしまったという。汗
それくらい「早期退職」って突然やってきます。
ですからもしあなたが
「今の会社、定年になる前に辞めたい…」
って、漠然とでも考えたことがあるのなら、その時をチャンスに変えるためにも安心して早期退職できる貯金額のコトを知っておいてください。
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コーキは47歳で早期退職しましたが
今までも当ブログでさんざん記事にしていますように、早期退職は本当にある日突然やってきます。
なので、早期退職するための貯金なんて、普段からよっぽど計画的な人生を送っていて
「いつか絶対早期退職してやる!と思っている人じゃないと、貯金とかの準備はできないんじゃないの?」
と個人的には思っています。
47歳で早期退職したときの我が家の貯金額
ですから、我が家の場合もご多分にもれず、「普通の貯金」しかしていませんでした。
まあ幸か不幸か子供に恵まれない夫婦で、奥様も普通に働いていたといういわゆるダブルインカム状態でしたから、平時から貯金は普通というかできてはいました。
ですが、「毎年1回一週間の海外旅行に出かけるのが夫婦共通の趣味」でしたので、それほど貯蓄ががっつりあったワケではありません。
しかも、早期退職に応募する3年前に衝動的に地元で分譲マンションを購入してしまっていたので、早期退職を決心したときはむしろ銀行からの借入金のほうが多かったという。汗
ということで、早期退職に応募した際の我が家の預貯金はそれほど多くはなく、借金である住宅ローンは残額が2700万円ほどありました。
住宅ローンは丸々借金というワケではない
私が分譲マンションの住宅ローンを組んだのは43歳のとき、約3500万円を妻と二人で35年ローンにしましたから完済するのは「私が77歳になったとき」です。
もちろん77歳まで働くつもりはさらさらありませんでしたから、60歳の定年まで毎月10万円ほどの均等払いにし、残りは定年退職のときの退職金でなんとかしようと思っていました。
42歳から20年返済しつづければ、毎年120万円返済なので金利分を入れても1500万円くらいだったら、退職金と貯金でなんとかできるかな...
というザックリ計画ですね。
[ 評価額 = 資産 = 借金ではない ]とも考えられる
というのも、分譲マンションって丸々借金というワケではなくって、資産としての評価額というのがありますからね。
- 20年後にマンションの試算評価額が1800万円とかだったら、それはローン残債分以上になっているハズ
と私は考えていました。
なので、最悪の事態になったときは、マンション売っちゃえば借金はなくなって身軽にはなれると思っていました。
考えようによってはありがたい銀行ローンの8大疾病保障
ましてや住宅ローン完済前に死んだり、8大疾病にかかったら、その時点で住宅ローンはチャラになります。
購入時に銀行から借りた金利も「2%以下」だったので、そんなに焦って借金を繰り上げ返済をする必要もないかと。
マンションは保有し続ける限り毎月管理費などの維持費はかかりますが、それでもなんとかなるかなと思いました。
今考えてみてもやっぱり「けっこうザックリのどんぶり勘定」だった気がします、私の場合は。
これもまた夫婦二人の共働きの産物なのでしょう。
早期退職するときに理想の貯金額は?
一般的に言われている早期退職するときに理想の貯金額は、
- 早期退職してから2年間働かなくても暮らしていける程度の貯金
だそうです。
この早期退職するときに理想の貯金額は、「2年あればどんな人でも再就職できる」という観点から算出されています。
とはいえ、2年間も働かずに食べていくためには、「無駄使いをしない生活」であることが基本になりますよね?
なので、まず最初にすべきことは、
- アナタは月々いくらの生活費が必要かをリアルに算出しておくこと
現在の生活で月々いくらの生活費が最低限必要なのかを、ガチで算出してみてください。
例えば、毎月30万円の生活費(ローン等一切合切の支払いを含めて)が必要な場合は、2年間分だと「720万円」は貯金があったほうが良いことになります。
もちろんこの金額は人それぞれですから、そんなに必要ないという人もいれば、もっともっと必要だという人もいるでしょう。
ですが、安全なことばかり考えて予防線を張っていても前には進めません。
特に早期退職を選択する場合は、ある程度「エイヤっ!」と見切り発射する決意も必要ですから。
早期退職の場合、次の3つの条件が揃うことが一番大事!
なお、早期退職に応募して会社に承認された場合は、毎月の必要生活費のハードルが更に低くなります。
それは、失業保険が受給できるから。
例えば「会社都合」で早期退職できたら、それだけで自己都合退社の時と較べて倍の期間の失業保険が受給できます。
そして、ハローワークで所定回数の就職活動を毎月こなしていれば、たとえ仕事が見つからなくても約11ヶ月は失業保険が支給されます。
私の失業保険はコウだった
私の場合は失業保険がほぼ満額の約22万円を、11ヶ月に渡って毎月受給できましたからこれは助かりました。
それ以外に退職割増金だってありますから、早期退職するのに必要な貯金のハードルはどんどん低くなります。
早期退職を有利にする3つの条件
ですから私は、経験上早期退職は3つの条件さえ整っていればむしろ人生をリセットするチャンスになる!と本気で思っています。
ここで私が言う3つの条件とは、前出のような2年分の貯蓄などではありません。
早期退職3つの条件、それは
- 会社都合による退職であること
- 早期退職特別加算額が納得できる額であること
- 勤続年数が充分であること
この3つが揃えば、いわゆる早期退職が確変モードに入ったも同然、「早期退職のボーナスチャンス突入」だと私は思うのです。