加藤コーキです。
早期退職をする前に準備しておきたいこと、それは「クレジットカードを作っておく」ことと「大きなローンを組んでおく」ことです。
というのも早期退職して会社を辞めると、しばらくの間は「銀行から大きなお金を借りることが全くできなくなる」からなんです。
現在は未曾有の低金利なので借金できるほうが得
サラリーマンの唯一の特権と言っても過言ではないのが「与信力」、つまり『銀行からお金を借りる力』です。
3年以上同じ会社で勤めている人なら、ほぼ誰でも銀行からお金を借りることができるのがサラリーマン最大の強み。
前回の記事でも書きましたが、クレジットカードだって書類さえ揃えればサラリーマンの場合は何事もなくカード新規作成が出来るハズです。
ですが、ひとたびサラリーマンを辞めて無職になると、銀行は手のひらを返すようにお金を貸してくれなくなりますし、クレジットカードも作れなくなります。
ひどい場合は新規口座開設だってできないことがあります。
早期退職金が口座にン千万円手元にあったとしても、大型の住宅ローンや教育融資などを申し込んだら断られることでしょう。
それはサラリーマンでなくなると定期収入がない身分なので、銀行側は融資基準に通すことができないからです。
『定期収入がないんでしょ?だったら現金を持っているのならそれを使えば?』ということです。
なので早期退職の準備としてお金を借りられるサラリーマンの身分であるうちに、しっかりと計画的に大きなお金を借り、クレジットカードも複数保有しておきましょう。
早期退職で得た退職割増金は運用に回し浪費しない
早期退職をしようと決心したアナタに必要なのは手元現金です。
早期退職割増金というのはまさに手元現金ですので、大切にしなければなりません。
ただ、大金が手元に入るとついつい気持ちが大きくなって
『少しぐらい使っても大丈夫だろう...』
と、この手元現金を大盤振る舞いする人がいますが、これは間違い。
なんてったって現金です。
早期退職後は現金を持ち続けなければなりません。
お金が必要なら、現在は超低金利なので借金をしたほうがお得ということ。
ですから、できるだけ低い金利でお金を借りられるだけ借りで、事業資金なり運用資金に回して有効活用したほうが結果的におトクなのです。
なので、早期退職する決心を固めたのなら、早期退職の準備期間中にサラリーマンの身分を有効活用して合法的に大きな借り入れをしておきましょう。
前回の記事でもお伝えしたクレジットカードを退職前に複数作成することはもちろん、
- 次のライフスタイルに合わせ車を買い換えておく
- マイホームを第二の人生用に買い換えておく
- 運転資金用になにがしかのローンを組んでおく
このくらいのことは早期退職の準備期間中に是非すべきですし、手元現金を使わずに借金で賄うほうが、事業の運転資金という考え方をすれば有効活用できます。
怖いのは手元現金を失うこと
低金利時代の今は、借金ができるのなら出来るだけしておく。
そして、手元現金は銀行に預けっぱなしにするのではなく、積極的に運用する。
そうしたほうが、結果的に現金を手元に残すリスクヘッジをしていることになります。
早期退職をしてしまうと定期収入を得るすべを失いますから、最後に心の支えとなるのは手元現金だけ。
まとまったお金が手元にあるのとナイのでは、気持ちが全然違うのです。
借金がたくさんあったとしても手元現金があればそれだけで安心できますし。
- 借金をするならサラリーマンのうち
早期退職の準備にはこれを強くオススメします。