加藤コーキです。
リポビタンDやリアップでお馴染みの大正製薬ホールディングスさんの早期退職者募集結果が新聞に載っていましたね。
これから新たな人生を歩む948人の皆さんと、会社にそのまま残られた皆さん。
今後の人生はどのように変わっていくのでしょう。
【アドセンス記事の外注化でネットで稼ぐ!】FAAP草薙悠フルオートメーションアドセンスパッケージのメリットデメリット
- 大正製薬さんの早期退職のことを知りたい方
- 製薬会社の早期退職情報に興味のある方
- 40代、50代で早期退職したいと考えておられる方
早期退職企業情報|大正製薬さんの場合
大正製薬ホールディングス(HD)は31日、7月から募集していた早期退職制度の募集結果を発表した。応募人数は948人で、全従業員(約6300人)の15%にあたる。同社の18年3月期の連結純利益は前の期比10%増の316億円と好調だが、今後は少子高齢化など市場環境が縮小する可能性があることから、業績が好調なうちに組織をスリム化する考えだ。
大正製薬HDは5月に創業以来初となる早期退職の募集を発表した。上原明社長は「中長期的に発展するためにやらなければならない」と募集理由を説明。勤続10年以上で40歳以上の約3000人を対象に7月1日から8月10日まで早期退職を募集した。今回、全従業員の15%が早期退職に応募したことについて「ほぼ想定していた人数」(同社)としている。
大正製薬HDは風邪薬「パブロン」など主力の大衆薬事業が好調で18年3月期の大衆薬売上高は前の期比2%増の1840億円だった。一方で医療用医薬品は研究開発費の増加や後発薬の普及拡大のあおりを受け、同4%減の961億円。医療用医薬品は政府の医療費抑制策の影響で今後も苦戦が続くとみられている。
同社の19年3月期の連結純利益は富山化学工業の株式売却益418億円が貢献し、前期比75%増の550億円を予想している。早期退職による割増退職金や再就職支援などで122億円の特別損失を計上するが、すでに織り込み済みとして従来予想は据え置いた。
ただ売上高は前期比4%減の2690億円、営業利益は同11%減の330億円となる見込み。特に18年4月に薬価改定があったため、医療用医薬品事業が大きく落ち込むことを予想している。
「ファイトー1発ー!リポビタンD」「早めのパブロン」「リアップ」などなど、「鷲のマークの大正」のCMでお馴染みの大正製薬さん。
日本の製薬会社でも上位ランクに位置付けされるリーディング企業です。
そんな大正製薬さんが、40歳以上で勤続10年以上の国内グループ会社社員約3000人を対象に実施した早期退職者募集の結果を発表しました。
募集期間は7月1日から8月10日と約6週間。
そして全従業員(約6300人)の15%にあたる948人の早期退職が決まったそうです。
大正製薬さんの業績は黒字だけどリポビタンDが下降気味
大正製薬HDさんの19年3月期の連結純利益は黒字ですから業績低迷というほどではなく、当面の売上や利益で見ると人員リストラを急ぐことはナイのかもしれません。
ですが製薬会社さんは、ネットの普及により業態が大変化しつつありますからね。
薬の需要は今後も増加するでしょうが、同業他社との過当競争や旧態依然のMR不要論などから将来的に現状人員の過剰は誰にでも容易に見通せます。
ましてや大正製薬さんは1000万円プレーヤーがゴロゴロいる高給優遇会社でも知られていましたから、40歳以上の人件費というのは将来的にかなりの重荷になると。
そんなこともあり、会社の将来に寄り添えなくなった全従業員(約6300人)の15%にあたる40歳以上かつ勤続10年以上の948人が、会社側の要望もしくは自らの希望で早期退職を選んだのでしょう。
自分たちの将来のために、新たな道を歩み始めたということですね。
大正製薬さんを早期退職した方の口コミまとめ
大正製薬さんを早期退職した方たちが書きこんだ口コミをまとめてみますと、
- 面談があり優先的に退職させようとする対象者リストがあるので、残りたくても受け入れてもらえないパターンもある
- オーナー会社なので社長は責任を取らず、過去のことを掘り返して退職に追い込んでいる
- 過剰なコンプライアンス遵守により営業にできることが限られるので業績は毎年低下
なあオーナー社長による古い企業体質というか、一流大企業病とでもいうべきなのか、将来性が見えないというという口コミが多かったです。
ですが日本の大企業って、古ければ古いほど、そして過去の業績が良ければ良かったほどほぼほぼ同じようなカタチだと思いますからね。
今までは給料も良くって、働きやすい会社だったけど、時代とともに段々会社が変わってきたという感じだと思います。
コーキ的にいうと「どこの会社も一緒です」って感じです。
大正製薬さんを早期退職金はどのくらい?
milizeさんの大正製薬HDデータによると、
- 40歳時の平均年収は810万円
- 50歳時の平均年収は910万円
- 通常の退職金予想額は2,989.73万円
そして今回の「早期退職による割増退職金や再就職支援などで122億円の特別損失を計上」となっていますから、
- 122億円 ÷ 948人 = 1287万円
再就職支援費用を別にすると、約1000万円くらいは通常の退職金に上乗せされているのでは?と推測できます。
ですから、大正製薬HDさんの早期退職割増金は、一人あたり3500万円から4000万円くらいなのかな?と個人的に思います。
いずれにせよ、第二の人生を踏み出すにはとてもありがたい軍資金であることに間違いはありません。
製薬会社さんの高給待遇が羨ましい限りです。
早期退職は負けではない
今回は大正製薬HDがさんの早期退職募集によって、948人の方が第二の人生セカンドライフに踏み出しました。
そして三分の二に当たる2000人強の方は、そのまま会社に残る選択をしています。
どちらが良くてどちらが悪いなんてことは一切ありません。
どのような選択であっても、あなたの人生はあなたが自由に決められます。
今回早期退職を選択された方、一緒にがんばりましょう。
そして残られた方も、これからのサラリーマン人生を有意義に充実させて過ごせるようがんばりましょう。