老後資金は夫婦でいくら必要?老後の備えを銀行任せにしてはイケナイ理由|セカドリ

加藤コーキです。

ナニっ、老後資金は夫婦で9300万円必要ってか!?

なにげなくメールチェックをしていたら、老後資金のことについて書かれていたメールタイトルに目が点になったんです。

この記事はこんな人にオススメ!
  • 夫婦の老後資金はいくら必要なのか気になる方
  • 夫婦の老後資産準備を始めている方
  • ハッピーな老後を夫婦で迎えたい方

日々の生活で精一杯、老後の資産準備なんてまだ先?

実はコレ、みずほ銀行からのメールだったのですが、

『人生でお金がかかるものといえば?』

というタイトルで、人生で支出が多いベスト3と老後資金の考え方について書かれていたモノです。

メールのストーリーは、人生の支出にまつわるお話から最終的に

『税金と上手に付き合いながら、月5000円からコツコツと資産づくりができる制度を利用して、老後の備えをはじめてみませんか?』

という夫婦の老後を見据えた人生設計の提案だったのですが、なかなかに考えさせられる内容だったので、ここで紹介させてもらいます。

人生で支出が多いベスト3 その1

人生で支出が多いベスト3 その1は教育資金

幼稚園から大学まですべて公立の場合で1人約800万円。

すべて私立の場合は1人約2300万円かかるそうです。

しかもここに大学の入学料や一時負担金などは含まれていないので、実際にはもっとお金がかかるということ。

幼稚園から大学卒業までというと3歳から22歳までの19年間ですよね。(ストレート進学の場合で)

なので凸凹はありますが、公立の場合でも毎年約42万円、私立だと約121万円以上は少なくともかかるということです。

子供が2人いる場合はこの倍かかるワケですから、重複期間の教育資金は公立で84万円(月7万円)、私立で242万円(月21万円)以上にもなります。

公立の場合でも奥様パート上限113万円でカツカツになる金額ですから、やっぱり子供を育てるということはお金がかかりますね。

でも、そのぶん子供の成長を楽しむことができますし、将来的な楽しみもありますから、その体験がお金以上に楽しめるということですね。

人生で支出が多いベスト3 その2

人生で支出が多いベスト3 その2は住宅資金

平均購入価格は建売住宅で約3300万円、マンションで約4300万円だそうです。

一般的には30歳頃に住宅を購入して、35年ローン返済というのが多いですから、元利均等払いボーナスなしで毎月10万円前後の支払いになります。

ただし管理費や維持費は別途かかります。

ちなみに私がなぜこんなにスグ支払い額がわかるのかというと、私も約3300万円のローンを35年ローンで背負っているからです。笑

ちなみにマンションだと平均購入価格は建売住宅の1.3倍ですから、単純計算でも毎月13万円強のローン返済になるということですよね。

このほかにも日常生活では、毎月の公共料金や食事代などの費用がかかります。

何か良い事例はないかと思い、ネット上でチェックをさせていただいたら、毎月手取り収入25万円の4人家族の生活費は

  1. 食費・外食費 60,000円
  2. 日用品費 15,000円
  3. 被服費 13,000円
  4. ガソリン代(車1台) 5,700円
  5. 水道 2,700円
  6. 電気 6,700円
  7. ガス 3,800円
  8. 通信費(J:COM) 9,500円
  9. スマホ料金3台分 5,300円

【引用】https://nomad-saving.com/25988/

約12万ちょっととなっていました。

ここに先ほどの教育費と住居費支払いがかかってくるわけですから、子供2人が公立で建売住宅を買っていた場合は、月29万円かかる計算になります。

教育資金と住宅資金、これだけで家計の約59%を占めている計算になるということです。

人生で支出が多いベスト3 その3

人生で支出が多いベスト3 その3は老後資金です。

統計によると、夫婦2人の必要老後資金は約9300万円なんだそうです。

みずほ銀行の資産基準は

*総務省統計局「家計調査結果」(平成27年)に記載の、「高齢夫婦無職世帯の家計収支(支出合計約27.6万円/月)、同(実収入約21.3万円)、高齢単身無職世帯の家計収支(支出合計約15.6万円/月)、同(実収入約11.5万円)をもとに算出。
*老後の生活費には衣食住の他、教養娯楽費等を含みます。
*期間は厚生労働省「簡易生命表」(平成27年)をもとに男性 60歳~84歳、女性 58歳~89歳まで生活した場合で算出。

つまり男性60歳、妻は2歳年下の58歳夫婦が、平均寿命まで生きると9300万円必要ということですね。

うーん、これはキビシイ金額です、私にとっては。

というか、本当に9300万円も必要でしょうか?

みずほ銀行さんの試算を鵜呑みにして、果たして正解なんでしょうか??

正直言うと、私は9300万円はちょっと大げさというか「かなり誇張してる?」だと思っています。

私達夫婦は子供がいないので、そのぶんの教育資金はかかりませんから、貯蓄に回せますよね。

でも住宅ローン返済は一般と一緒ですから、お金はかかります。

さてさてどうしたもんか...ということに。

一般的に老後資金を考えると

子供の教育資金がかからなくなるのって、下の子が卒業する年ですから、長男28歳、次女30歳で生まれたとすると50歳で1人片付き、52歳でようやく教育費から開放されます。

ここからが老後資金貯蓄の本格開始ということですかね。

そして住宅ローンは退職金で先払いするというイメージでしょうか。

30歳で建売住宅を35年ローン購入していれば、62歳定年だとローン残債は3年分ですから退職金を充当しても半分以上残るでしょうし。

このように考えると、確実に言えることは

サラリーマンはお金が最初から全然貯まらないシステムになっている

ということ。

子供が親元を離れたら楽になるのかと思えば、老後資金の貯蓄に回さなければなりませんし、定年退職して住宅ローンを全返済したとしても、今度は仕事という収入源がなくなりますから。

つまり、サラリーマンという働き方は、つくづくお国や企業のために存在する役割のようにシステム化されているのでしょうね。

私は47歳で第二の人生セカンドライフに進んで、サラリーマンを一足お先に卒業しました。

あなたは今後の人生をどのように過ごしたいと思っていますか?

この記事のまとめ
  • 人生では1.教育資金、2.住宅資金、3.老後資金 の順に支出が多い
  • みずほ銀行の試算だと夫婦2人に必要な老後資金は9300万円
  • とはいえ一概にそれほど必要という根拠はナイ

 

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