オプション取引と株取引ならどっち?メリット・デメリット比較、億万長者になるには

ここでは、「オプション取引」と「株取引」はどっちがいいのか?を、メリットとデメリットの両面から比較してみました。

私の目標である「軍資金100万円を5年で1億円にする」的視点から、オプション取引と株取引ではどちらが最短最適に億万長者になれそうか?について書いています。

オプション取引は、先物取引に似ているところもありますから、先物取引をイメージしながら判断するとわかりやすいかのしれません。

この記事はこんな人にオススメ!
  • オプション取引と株取引はどっちがいいのか?をわかりやすく知りたい人
  • オプション取引と株取引のメリットとデメリットを比較したい人
  • オプション取引と株取引だとどっちが最短最適に億万長者になれるかを知りたい人

オプション取引と株取引

オプション取引とは、

  • 売買の価格や数量などを先に約束だけしておいて、将来の約束の日が来た時点で売買を行う権利を持つこと

ここでいう「オプション」とは「権利」を意味し、オプション取引とは「権利」を売り・買いする取引のことをいいます。

その「権利」を買うためのオプション料を支払うだけで取引は成立するというもので、将来の約束の日までに値上がりしているか値下がりしているかを考えながら取引をするまでは先物取引とほぼ一緒です。

ですが、先物取引は「将来の約束の日」という期日があり、その日に値上がりしていようと値下がりしていようと決済をしなければなりません。

対してオプション取引は「権利」を買うためのオプションを手に入れるだけで、逆に予想どおりの方向に価格が進んでいれば、オプションを行使して利益を得ることができるというものです。

つまり、オプション取引とは先物取引とほぼ同じ形で投資をするものの「権利」を買うためのオプション料を支払うだけなので、リスクが限定的だと言えます。

オプション取引の仕組みをわかりやすく

例えば、あなたがオプション取引をしようとして「日経225オプション」を選んだとします。

ちなみに、日経225オプションとは「東京証券取引所1部上場銘柄のうち代表的な225銘柄の株価を平均」した株価指数を原資産として取引するものです。

日経225オプションの権利には次の2種類があり、

  • 買いつける権利:コールオプション
  • 売りつける権利:プットオプション

取引をする際は「コールオプション」の買いと売り、「プットオプション」の買いと売りの4種類から選択します。

つまり、

  • 日経225株価が今日から約束の日までに上がっているか下がっているかを予測し、約束の日に購入する金額と枚数を先に決めて、その権利をまずは取引する

というのがオプション取引で、権利を売買する時の価格をオプション代金(プレミアム)と言います。

ちなみにプレミアムとは、直訳すると「保険料、掛け金」という意味。

オプション代金(プレミアム)を先に払えば約束の日に売買する権利を持つことができ、予想どおりであれば決済して利益を得ることができます。

ですからオプション代金は「保険料、掛け金」であり、いわばオプション取引に参加するための「参加料」みたいなモノです。

オプション代金(プレミアム)を支払うことによって権利を買い、販売する証券会社などはオプション代金(プレミアム)を受け取って権利行使の義務を負います。

あなたが、ある日から約束の日までに日経225株価指数は上がると予測し「買い」でオプション取引をしたとします。

値上がりすれば「ある日の(安い)価格」で買う権利があるので売買すれば実勢価格の差額が利益になります。

逆に上がると予測したのにもかかわらず値下がってしまった場合でも、損失は先に支払ったオプション代金(プレミアム)だけに限定されるため、先物取引のように証拠金を差し入れる必要はありません。

ですが、あなたがある日から約束の日までに日経225株価指数は下がると予測し「売り」でオプション取引をした場合はヤバいです。

利益はプレミアムに限定され、コールオプションの売り手の損失は理論上無限大となります。

ですからオプションの売り手の損失は、理論上原資産の価値がゼロになるまで増大することになります。

このように整理すると、オプション取引と株取引は全く違う別種類の投資であるといえます。

オプション取引のメリットを「株取引」と比較すると

オプション取引のメリットを「株取引」と比較すると、次のようなものがあります。

1.オプション取引の損失を限定できる

コールオプションの買い手とプットオプションの買い手は、株取引と違って自分に不利な場合は権利を放棄できます。

ですから買い手が被る損失額は支払ったオプション代金(プレミアム)に限定されます。

そして、コールオプションの買い手とプットオプションの買い手が見込める利益は、理論上無限大となるので損失を限定することができます。

2.レバレッジ効果が高い

現物の株取引に比べてオプション取引は、ほぼほぼ先物取引と一緒で投資効率が良く、高い利益を生むことが可能です。

オプションのデメリットを「株取引」と比較すると

一方で、オプションのデメリットを「株取引」と比較すると次のとおりです。

1.価格変動リスクが大きい

オプション取引のオプション代金(プレミアム)は、株取引に比べ価格の変動が大きくなります。

ですから、予期せぬ方向へ価格が変動した場合、ハイリスクな投資行為であることは否めません。

2.買いと売りの逆に進むととんでもない損をすることになる

買い方で選択した権利行使価格によっては、満期日にオプション価値はゼロになる場合があり、その場合は、支払ったプレミアムは全額失われます。

また、コールオプションの売り方が被る損失額は、原資産の上昇に伴って理論上無限大となります。

またプットオプションの売り方が被る損失額は、原資産価格がゼロになるまで増大する可能性があり、株取引とは全く異質の恐怖を持っている取引です。

【まとめ】オプション取引と株取引ならどっち?

このようにオプション取引のメリットとデメリットを株取引と比較すると、やはり

  • オプション取引は株取引や先物取引よりもハイリスクな面があるため、手を出すのは激ヤバ

というのがオクツク的見解です。

オプション取引には損失を限定できる魅力はあります。

ですが「コールオプションの売り方が被る損失額」「プットオプションの売り方が被る損失額」を考えると、株取引以上にギャンブル要素が強いです。

なので大切な軍資金をいきなりオプション取引でというのは、「確実に負けずに増やす」というワタシ的には合致していないので、選択肢にはなりません。

というか、先物取引をアウトにしておいてオプション取引はセーフということはありえないということです。

この記事のまとめ
  • オプション取引は、先物取引とは違って取引の損失をオプション代金(プレミアム)に限定することはできる
  • ただしオプションは、メリット・デメリットで比較すると、株取引や先物取引よりも怖い要素が多い
  • オプション取引は、先物取引同様に「確実に負けずに増やす」というオクツク目標には合致していないのでパスする

つまり「オプション取引」は1億円の作り方アクションプラン1で取り組む投資術ではなく、また違った方法で行なうということです。

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