加藤コーキです。
私が早期退職した会社に入社したのは平成3年3月、そして希望退職募集のお知らせを受けたのは平成24年7月です。
21年7ヶ月という月日を会社とともに歩み、結婚をして自宅を買ってという、とてもオーソドックスなサラリーマン人生でした。
ですが私は、そんな長年にわたるサラリーマン生活を辞め、早期退職することにしました。
- 実際に早期退職をした経験者のガチの話を聞きたい方
- 早期退職金の一般的な相場を知りたい方
- 私が47歳でゲットした早期退職金の額が気になる方
バブル転職組として入社しました
私はバブル期の転職組(平成3年転職)だったので、早期退職をした会社に入る以前にも、20歳から26歳まで地元札幌の小さな会社で勤務していました。
そこでは5年7ヶ月お世話になりましたから、私のサラリーマン履歴は通算で27年になります。
「思えば長い道のりだったなー」
とも思いますが、通常は大学を22歳で卒業して65歳までがサラリーマン生活でしょうから、その場合は43年間になります。
そう考えると私は、一般大卒サラリーマンの6割くらいしかサラリーマン経験をしていないので、まだまだですよね。
私の早期退職金は相場どおりだったのか?
さて私の早期退職金が相場どおりだったのか?ということですが、この記事は以前に書いたコチラの記事の完結編になります。
上の記事では、私が早期退職を本気で考えはじめたタイミングについて書かせていただきました。
そう、会社から貰った『【重要】希望退職の募集に関するお知らせ』の封を開けたトキのことについてです。
結果的に早期退職金の額が、私の早期退職を決定づけるポイントになったのですが、なぜ当時47歳だった私が早期退職という道を選んだのかというと、3つの理由があります。
47歳で早期退職をしようと思った3つの理由
私が47歳で早期退職をしようと思った理由は、次の3つです。
私が47歳で早期退職をしようと思った一つ目の理由
私が47歳で早期退職をしようと思った一つ目の理由は
このまま60歳の定年まで勤めていても、退職金は手取りで1000万円も貰えないだろうという現実が見えていた。
某一部上場企業の子会社といっても工事系の会社で規模は小さかったので、親会社のように会社規定整備がされていませんでしたし、給料も親会社の正社員と比較すると70%くらいでしたからね。
とってもとっても定年退職まで頑張ったとしても、退職金を1000万円貰えれば良い方で、自己試算では800~900万円くらいというイメージでした。
ですから早期退職割増金と比較すると、定年退職まで働く魅力が低かったのです。
私が47歳で早期退職をしようと思った二つ目の理由
私が47歳で早期退職をしようと思った理由の二つ目は、
このままリストラ対象とかにされずに定年まで会社にいられるほど、今の自分の立場に安定感はないなーと思っちゃった。
私は自分が決して出世コースに乗っているとは思っていませんでしたから、
「いつかどこかで中間管理職のハシゴを外されるであろう」
という思いは常にありました。
それどころか、数年後に会社業績が傾いて「遂に初のリストラ実施」なんてことになったら、年齢的にも真っ先に「肩たたき」されるのでは?という疑心暗鬼にも似た恐怖を感じていました。
ですから私にとって、当時の会社は決して
- 居心地の良い働きやすい会社
ではなかったのです。
そうなるとこのまま働いていていても、何か面白くない扱いを会社から受けようものなら、どこかでブチ切れして「自己都合退職」といった可能性も否めません。
なので少しでも若い年齢で、第二の人生に踏み出すのには絶好のタイミングだったのです。
私が47歳で早期退職をしようと思った三つ目の理由
そして私が47歳で早期退職をしようと思った理由、最後の三つ目は
- 今後の会社人生残り13年プラス5年延長の間に、『あのとき早期退職しておけば良かった』って思うときが絶対に来る!
この三つ目の理由がかなりのウェイトを占めている感じかなと。
コーキの心の叫び的な。
これらの三つの感情が、『【重要】希望退職の募集に関するお知らせ』の封を開けて早期退職割増金を見た瞬間に、頭の中でズバーンとスパークしたんです。
一般的な早期退職金相場から見れば大したことありません
私が手にした早期退職金は、社会一般の相場から見たら大したことのない金額かもしれません。
でも47歳の私には、それこそお宝のような、
- 今後の人生を楽しむ最大の資本金だっ!
って思いました。
さて、私が手にした早期退職金の金額がいくらだったのか...
気になりますよね?
ですが、早期退職するにあたって会社と交わした守秘義務契約があるので、ズバリ金額はお答えできません。
ちなみに参考として47歳10月で通常退職する場合の金額も記載してありましたが、それは170万円台でした。
つまり、希望退職による特別加算額がかなり加算されていたということになります。
これだけあれば新しいビジネスを開始するキッカケにできると感じましたし、現に同じ時期の早期退職をした同僚は
「田舎に帰ってローソン起業する」
って言ってました。
【早期退職金の相場よりも重要なこと】まとまったお金がポイント
あなたは
「いま早期退職の応募が会社であったら応募する?」
って聞かれたら、普通のサラリーマンだったらまず最初に
- 『割増退職金をもらえても、トータル年収で考えると結果的に損しそうだからしない』
って答えるでしょう。
私も実際に早期退職するまでそう思ってましたから、ものすごーくわかります。
でもですね、
- まとまったお金は、考え方次第で『お金に働かせてお金を生む』ことができます
でも手元にまとまったお金がないと、結局コツコツ貯めて元手金にするまでに時間がかかってしまう。
つまり『お金に働かせてお金を生む』元手を作るまでに、かなりの時間を要してしまうのです。
だって1000万円貯金するのって、サラリーマンの給料でやり繰りしながらだったら、どのくらいかかるでしょう?
10年は優にかかるのが普通ではないでしょうか。
だとしたらその10年を飛び越してまとまったお金を手にしてから自己運用したほうが、運用益の分だけ丸々トクしたことになります。
【これからマスト!】資産運用こそが老後を幸せにする
今のお年寄りがお金に裕福なのは、若いことから貯金をして節約をして、郵便局や銀行の金利でお金を増やして貯めてきたからですよね?
そうしてようやくお金が増えてきはじめたものの、その時にはもう老人になっている。
若さと我慢との引き換えに老後にようやくお金を手に入れたのに、今度は老後の先が心配になってお金を全然使えないというジレンマに陥っているのが現実でしょう。
そう考えると、少しでも若いうちにまとまったお金と自由を手にする人生も、それはそれで決して悪くはないと私は思いました。
決して多くはありませんが、40代後半で運用できる資本(=まとまったお金)を持ったことで、資産運用を同級生よりも早く始められるから。
このことで私は、47歳で早期退職して第二の人生セカンドライフに進むことができました。
「お金に働いてもらって新たなお金を産ませる」ことが昔からお金持ちのやり方ですからね。
- 早期退職する前に通常の定年退職時の退職金額を調べておこう
- 早期退職を見送ったとして平穏なサラリーマン生活は送れるかを考えてみよう
- 早期退職金の相場も大事だが、まとまったお金は『お金に働かせてお金を生む』ことを知っておこう
はじめまして、大変参考になります。
ところで、早期退職割増金の計算式を公開できる範囲で教えていただけますでしょうか?
よろしくお願いします。
カズさん、コメントありがとうございます、当ブログ管理人の加藤です。
ご要望いただいた早期退職割増金の計算式ですが、当時会社から説明用に配布された資料の中にあったハズ...なのですが、ちょっといまそのデータをどこに格納したか忘れちゃったんです。
保管庫を探してみてデータ公開できそうなものは順次記事にしていきますので、少々お時間くださいね。
ブログ購読ありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。