加藤コーキです。
私は会社が希望退職を実施した際に、真っ先にそのオファーに乗りました。
希望退職募集お知らせがあったのは2012年8月、そして私は無事に希望退職が認められ2012年10月に47歳で早期退職しました。
そこでここでは、希望退職のメリットとデメリット、早期退職すると人生はどう変わるかについてまとめました。
- 希望退職のメリットとデメリットについて知りたい方
- 早期退職のメリットとデメリットについて知りたい方
- 失敗しない希望退職の方法を知りたい方
希望退職のメリット
希望退職に応じることで得られるメリット、私にはたくさんありました。
まず最初に感じたのは
- 人生をリセットするラストチャンスかもしれない
と思ったことです。
当時47歳だった私は、正直いってもう会社内での自分の将来が見えていました。
しかもそれは、どちらかというと悪いイメージ、会社内での出世もたぶんもうナイだろうし、給料もここらへんで頭打ちかも...と思っていた頃だったのです。
とはいえ一応、それまでは所属する営業所で管理職も経験していましたし、ある程度のトップポジションは経験していたんですが、人生って山あれば谷ありでして、当時の私は完全にダウンモードでした。
47歳で会社内の立場がダウンモードって、はっきり言って夢も希望もない。
希望退職を決心したあとに同僚から聞いた話では、ダウンモードというのは私の勝手な妄想で、他人から見たら決してそうではなかったみたい。
ですが、私は思い込んでいたんですよ。
『もうダメだ...俺にはこの会社に居場所はない』って。
そんなときに希望退職の募集が重なった。これは決して私は偶然ではないと思ったんです。
なので私にとって希望退職は人生をリセットするチャンスに思えたんですよね。
希望退職のデメリットは47歳で会社を辞めて一度無職になること
正直言って希望退職のデメリットは47歳で会社を辞めて一度無職になること、「40代後半で無職」というのが一番の恐怖でした。
47歳で希望退職するのですから、またサラリーマンをする場合は再就職先を探さなきゃならない。
2012年は民主党政権から自民党安倍政権に変わり景気が回復傾向だとはいっても、私が前の会社と同じ待遇で再就職できる保証なんて一切ありませんでしたから。
なので、再就職をするのなら辛酸をなめる覚悟をしておかなきゃならない。
でもその覚悟がなかなが最後まで持てないんです。
どーしても考えこんでしまう。
そりゃそうなんですよ、会社に勤めて21年以上ですから生活スタイルだって既に確立されていますし。
希望退職をメリットデメリットで考えると、どうしてもデメリットのほうが多いと思い込んでしまうんです。
あるいは「デメリットだらけだから希望退職はヤメたほうがいい」って自分に言い聞かせているみたいな感じでしょうか。
私はもう47歳でしたから、あと5年もして52歳になれば役職定年とかで自然と社内ではフェードアウトさせられるのが目に見えていました。
そして、かつての部下が同僚となり、そして上司となるのも容易に想像できました。
今後の会社生活、ある程度我慢をしながらもしがみついて安定した生活を選ぶべきか...
そんな死んだような人生を送って、定年退職したあとで後悔しないか...
そんな迷った私が結果的に希望退職に応募する決心をしたのは、自分の人生をやり直したい、また自分で切り開いてみたいという断固たる決意、強い衝動でした。
その思いを応援してくれたのが家族であり、そして希望退職の退職特別加算金です。
希望退職最大のメリットは特別加算金が想像以上に多かったこと
私の会社では希望退職募集時に応募要件を満たした社員全員に『希望退職の募集に関するお知らせ』という資料が配布されました。
そしてそこには通常の退職金(2012年10月に退職した場合)と希望退職による特別加算金の額が明記されていたんです。
私はこの『希望退職の募集に関するお知らせ』に記載されていた希望退職特別加算金の金額に衝撃を感じたんです。
- 「コノ金額を47歳で一括で貰えるのは逆にチャンスかもしれない」
急に第二の人生に希望を感じ、人生最大の転期を決心しました。
結果的に私は希望退職に応募して47歳で会社を早期退職しました。
そして一念発起して第二の人生セカンドライフに自営業を選びました。
人気のテレビ『人生の楽園』に出てくるような田舎で農作業...
ではありませんが、ネットビジネスで生活する道を選んだのです。
このように人生をリセットできるチャンスをくれるのが希望退職のメリットだと私は確信しています。
- サラリーマンはいつでも希望退職したいと考えてしまう
- 希望退職には見えない将来の恐怖がつきまとう
- 希望退職で得られる退職金は「あなただけの宝の山」にすることができる